和服

衣替え

そうそう、初夏の陽気到来ということで、衣替えをしました。 今まで着ていた紬の袷などをドライクリーニングに出して、ウールの着物は洗濯機で洗った後にアイロンをかけ、畳んで押し入れへ。代わりに麻の着物、薄地の木綿単衣を出しました。真夏以外オールシ…

城端へ

富山で友人と合流。友人の車で城端へと向かいました。 城端には夕方四時頃つきましたが、ひとまずきよべ呉服店へ。 きよべ呉服店では夏物を一枚選びました。小千谷ちぢみの絣。六月には仕立て上がるので、今から楽しみ。 その後城端町を友人と散策。 曳山祭…

「誰」と「何」を食べるか

喋々喃々作者: 小川糸出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2009/02/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 171回この商品を含むブログ (94件) を見る 東京・谷中でアンティークきもの店「ひめまつ屋」を営む栞(しおり)。きものを求めるお客ばかりでなく、ご近…

和服の始末

着物あとさき (新潮文庫)作者: 青木玉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/12/20メディア: 文庫 クリック: 35回この商品を含むブログ (11件) を見る 幸田露伴の孫で、幸田文を母に持つ青木玉さんの着物エッセイ。 第1エッセイの幸田文の箪笥の引き出し (新…

城端 つごもり大市に行ってきました

城端のつごもり大市に行ってきました。 つごもり大市というのは、五箇山集落の入り口である城端で、400年ほど前から続いている市です。冬は雪に閉ざされる五箇山集落にとって、生活必需品を調達するための貴重な市だったようです。 昨日は快晴(この時期の北…

和服を着始めた頃のこと

金沢での生活の中で、私に訪れた最大の変化は和服を着始めたことだ。大学院に進学してしばらく経った頃、M2の秋頃から着始めた。だからもう三回冬を越したことになる。最初はもらい物の紬と、市内の古着屋で買った二束三文のウールアンサンブルしか持ってい…

ドアがきらいだ

先ほどドアノブに注意、と書いたんですが、そもそも誰が日本建築にドアを導入して、どうしてこんなに広まってしまったんでしょうか。 私はドアがきらいです。考えてみてください、ドアがあるだけで、ドアの開け閉めのせいて半畳は完全なデッドスペースになっ…

和服での立ち居振る舞い。あと、和服の天敵

久しぶりの和服の話。 和服入門と題して、袴まで書いたんですが、今日は和服での立ち居振る舞いについて。 和服に関する入門書を読むと、なにやら和服を着たときの立ち居振る舞いについて色々と書いてありますが、そんなものは和服を日常着として着ていれば…

刑務所の前掛け

刑務所製品:「マル獄」グッズ人気 安くて品質よし 刑務所作業製品で人気のマル獄グッズ 財布のひもをがっちり締めがちな最近の消費者に人気が出ている商品がある。刑務所で作られた作業製品だ。安価でしかも品質がよいと、ネット販売で数分で売り切れてしま…

私の使っている加賀和傘

この週末、金沢は大雪です。先週ようやっと雪がとけたのに、またまた雪かきの日々です。雪が降ると下駄が歩きにくくなるので、しかたなしに長靴を履きます。よく、「雪の日はどうしよんが」と聞かれますが、普通に長靴を履いています。 こう書くと雪の日は面…

城端に行ってきました

18きっぷの余りを利用して、おそらく北陸で一番男物が充実している呉服店、きよべ呉服店に行ってきました。春物の木綿袴を仕立てるためです。 城端は北陸の小京都と呼ばれる古都です。城端線で揺られながら行くと、山の麓に突如風光明媚な町並みが現れ、ちょ…

和服入門(5) 和服のケア

和服を買って、実際に着てみて、最初にぶち当たる壁、それが着た後の和服をどうするか、ということです。今日はそのことについて書きたいと思います。 まず一つだけ断っておきたいのは、これから私が書くのは決して“ちゃんとした和服の扱い方”ではありません…

ゆゆ様風扇子買った

そういえば、「ゆゆ様風扇子」なるものを買った。こういった和装アイテムが同人の世界で出るのは珍しいので、和装派オタクとしては買わねばなるまい。 「東方妖々夢」という同人STGで西行寺 幽々子というキャラクターの弾幕で背景に出るあの絵を扇子としてグ…

男の和服入門書

今まではだらだらと和服入門について書いてきましたが、今日は和服の入門書を何冊か紹介したいと思います。和服の着方や着こなしの初歩などは、私がつたない文章をだらだら書くよりも、こういった本を読んだ方が遙かに有意義だと思ったからです。 ではまず基…

絶望先生の和服の着こなしを考察してみる(2)常月まとい

単行本3巻 裏表紙より 第二弾は先生と並ぶ和装派キャラ。常月まといです。絶望先生に一目惚れし、それ以来ストーカーとして付きまとい、先生とペアルックになるために和服を着ている、という女の子です。

絶望先生の和服の着こなしを考察してみる(1)糸色望

書生スタイル 一つ上のエントリーで絶望先生を紹介したので、ちょっと年末の暇に任せて絶望先生の登場人物の着こなしについて言及してみたいと思います。 というのも、以前絶望先生の15巻を紹介したときに瞬間最大風速的にアクセスが微増したので、絶望先生…

袴について

間が少し空いてしまいましたが、袴について書きたいと思います。 私は和装を始めて丸三年。四年目を迎えています。しかし、袴をはき始めてまだ一年弱です。 きっかけは簡単、木綿のきものを作ったときに、店長である清部さんの袴姿がとても決まっていて、さ…

サイズを測ろう

第二回は、サイズの測り方です。 これは呉服屋などで一度和服を仕立てたことがあれば、その時の採寸表があるでしょうから、それを参考にすればいいのですが、今初めてオークションを利用する、という人はまず自分で測らなければいけません。今回は、非常にか…

男の和服に必要なもの

最近よく聞かれます。 「和服って、どこで買うんですか?」 確かに、もっともな質問だと思います。一番簡単なのは呉服屋に行って反物から選ぶことですが、やはり若い人、特に私のような貧乏学生にとって、年に何枚も買えるものではありません。それに、最初…

文士のきもの

文士のきもの作者: 近藤富枝出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/11/19メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (16件) を見る作家、エッセイストの近藤富枝による、きもの文学史。 明治から昭和にかけて活躍した18人の文豪の小…

絶望した。コスプレと間違えられて絶望した。

さよなら絶望先生(15) (講談社コミックス)作者: 久米田康治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/17メディア: コミック購入: 5人 クリック: 8回この商品を含むブログ (97件) を見るだいぶ前に買っておいたのですが、今日ようやく読みました。漫画ですら積…

雨の金沢

金沢は今日は一日雨でした。 私は雨の日は加賀番傘を咲かせています。「傘を咲かせる」というのは金沢では最後の一人になってしまった和傘職人、松田弘さんの言葉です。私の使っている番傘も松田さんの作った傘です。 九谷焼によく見られる緑青色の縁取りに…

袴を愛用しています

袴を常に、家にいるときもはいています。はっきりいって古都金沢でも男性の和服姿を見かけることはほとんどありません(女性の和服姿はよく見かけます)。しかも袴姿となるとなおさらです。 でもあえて言いたい。せっかく男が和装するのだから、やっぱり袴で決…

男の和服

自己紹介のところにも書いてありますが、1年365日、いつでも和服です。和服生活に入って、すでに三年が経ち、もうすぐ四年目に突入です。和服でいるとよく「凄いですね」とか「大変そうですね」と言われます。でも、全然そんなことないですよ。むしろ、…