和服での立ち居振る舞い。あと、和服の天敵

 久しぶりの和服の話。
 和服入門と題して、袴まで書いたんですが、今日は和服での立ち居振る舞いについて。
 和服に関する入門書を読むと、なにやら和服を着たときの立ち居振る舞いについて色々と書いてありますが、そんなものは和服を日常着として着ていれば半年もせずに身につくので無視の方向で。
 これから和服を着るのであれば、次のことだけは十二分に注意してください。

  • ドアノブなどの突起物に注意
  • 手摺りに注意

 和服の天敵、それはドアノブです。いや、ドアノブというか、全ての突起物が天敵と言っていいでしょう。いすの肘おき、階段の手摺り、なとなどです。何を注意するかというと、馴れないうちは袂を引っかけて解れさせてしまうんですね。仕立てたばかりの新品なら一回や二回引っかけたくらいでは問題ないですが、古着屋などで買うとやはり糸が弱くなっていて、最悪そのままびりりり、と縫い目が全部ほどけてしまうことがあります。
 和服を着たら、馴れるまではとにかくドアの開け閉めや階段の昇降には気をつけることです。半年もすれば、自然と引っかからなくなると思います。