城端 つごもり大市に行ってきました

 城端のつごもり大市に行ってきました。
 つごもり大市というのは、五箇山集落の入り口である城端で、400年ほど前から続いている市です。冬は雪に閉ざされる五箇山集落にとって、生活必需品を調達するための貴重な市だったようです。
 昨日は快晴(この時期の北陸では本当に珍しいです)ということもあって、非常に多くの人で賑わっていました。お祭りには私のお気に入りである城端ビール、五箇山の酒蔵、三笑楽も出店していて、ほろ酔い気分で城端の町を回りました。
 また、きよべ呉服店に行って先月頼んでおいた木綿袴をとってきました。紺色のすばらしい木綿袴です。このときに、仕立屋さんの手違いで二本作ってしまったと言うことで、二本目も格安(生地代のみ)で売ってもらいました。ちょっとラッキー(?)。

つごもり大市の様子

 では、城端旅行記です。


 北陸本線を高岡で乗り換えて、城端線を終点まで乗れば城端駅です。写真からも分かるようにすばらしい木造駅舎です。改札をくぐると、もうお馴染みになりつつあるtrue tears のポスターが出迎えてくれます。true tears を制作したP.A.Works城端町にあるアニメ制作会社です。
 駅前のメインストリートをちょっと歩くと城端の風光明媚な町並みが見えてきます。また、立山連峰に囲まれた城端町は、どこを向いてもすばらしい山々を眺めることが出来ます。

お祭りは大盛況でした。私もこの地方の地酒、三笑楽の原酒を一本(3合瓶)買って、ラッパ飲みしながらふらふらとお祭りを楽しみました。この三笑楽の原酒ですが、もの凄くおいしかったです。本醸造の原酒でしたが、スッキリとしてない辛口です。重い、私好みのすばらしい日本酒でした。こういうのは最近の流行でない分あまり作られないので貴重です。春以降、火入れしたレギュラーボトルを是非買いたい。またtrue tearsの打ち上げで関係者のみにオリジナルボトルの日本酒が配られたそうですが、中身はこの三笑楽だったはずです。

また、写真は撮ってこなかったんですが、城端出身の歌手・林道美由紀さんのデビュー記念イベントがありました。地元の公民館的なところで行われたんですが、すばらしい歌声でした。音響設備もそんなには整っていないところで、あれだけの声が出せるのはさすがプロですね。三曲目に歌った民謡で、地元の人がかけ声をあわせていたのが印象的でした。
 いやあ、それにしても、何度行っても城端はいいところです。車なら金沢から30分ほどでしょうか。電車だと一時間半ほどです。北陸の小京都、一度行ってみることをおすすめします。