生酒にも飽きてきた

 先週の飲み会で飲んだ日本酒の紹介です。例によって、評判の良かった順です。研究室のメンバー八人で飲んだのですが、さすがにこの人数で飲むと好みの差が均されるので、美味しい物から空になっていきます。
 この時期の飲み会が、例年ですと生酒を飲む最後の機会になります。そして、このころになるとちょうど生酒にも飽きてきて、火入れして味の落ち着いたレギュラー品が欲しくなってきます。

信州銘醸 大吟醸

精米歩合 39% アルコール度数 15 3,150円
 先日紹介した一升3,000円の大吟醸です。スッキリ飲みやすく味もまろやか。この精米歩合でこの味の大吟醸を茶碗でがぶがぶ飲める機会はそうそうあるもんじゃあありません。

白藤酒造 奥能登の白菊 純米吟醸 おりがらみ

精米歩合55% アルコール度数 16 3,500円
 白菊純米吟醸の生酒です。美味いんことには美味いんですが、個人的には先日蔵で飲んだ火入れした物の方が好み。あとは信州銘醸の大吟醸が美味しすぎて、ちょっと位負けしてしまった感じ。

武内酒造 御所泉 吟醸あらばしり

精米歩合60% アルコール度数15 2,100円
 今回一番のサプライズはコレ。うまい、うますぎる。これが2,100円ですよ。四合瓶じゃなくて一升瓶で2,100円ですよ。宮崎酒店オリジナルの特別限定酒です。濃い味と、鼻先にほのかに抜けていく確かな吟醸香。もの凄いお酒です。

桜田酒造 初桜 中取り本醸造

精米歩合65% アルコール度数20 2,300円
 上の三本と比べるとだいぶ残ってしまったのですが、原因は味ではなくてそのアルコール度数ですね。加水していない原酒なので、かなり高めです。その分とろっとた飲み口とパンチの効いた風味が絶品です。飲み慣れていない人にこそ飲んで欲しいです。「日本酒って、こんな味にもなるんだ」と驚くこと請け合いです。

能登の白菊 純米酒寧音

精米歩合60% アルコール度数12 2,400円
 アルコール度数こそ低いですが、ちゃんとした味がします。でも、今回は一番残ってしまいましたねえ。確かに上の四本を飲んでしまうとちょっと物足りない。

番外

鶴野酒造 谷泉 十年の夢 本醸造原酒

5,000円
 一杯飲んでみて、あまりにも美味しかったので後輩たちから瓶を取り上げてしまいました。学生が飲み会でがぶがぶ飲んでいい酒ではありません。東京に持って行けば四合で5,000円でも飛ぶように売れるでしょう。というわけで、これは時間を掛けて少しずつ飲むことにしました。当然また鶴野酒造に買いに行きますよ。