「笹の葉ラプソディ」で長門が読んでいた本

 YouTubeの角川アニメチャンネルで無料配信されていたので早速見てみた。特に横顔のラインがけいおんっぽくなっていて、かなり作画の印象が変わった感じになっていた。好みの問題だけど、個人的には一期のほうが好きかなあ。
 というわけで、お話は正直どうでも良いので長門の読んでいた本の話である。情報統合思念体(雪風でいうところのJAM、古典SFで言うところのオブザーバー、要は宇宙人)の対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースである長門有希がいつも読んでいる本が実際に存在する本なのは有名な話だけど、それはアニメでも十二分に再現されている。というわけで既に随所で指摘されてると思うけど、改めて紹介したい。
 最初に読んでいたのはロバート・A・ハインラインの「愛に時間を」。「トップをねらえ!」の5話サブタイトルにも使われているので、知っている人は知っているだろう。


 長門が読んでいるのはなんとハードカバー版!けっこう昔の本で、ハードカバーで持っている人は余りいないだろう。文庫版もたぶん品切れ中なんじゃないかな。ある程度大きな図書館に行けば多分あると思う。一期でも、大傑作SF「ハイペリオン」をハードカバーで読んでいたし、長門さんはハードカバーがお好きなようです。無口な美少女からハードカバーSFを貸して貰う。なんというドリーム!
 終わりの方で読んでいたのは北村薫の「スキップ」。こちらも文庫ではなくて単行本。寝て起きたら時間と空間をスキップしていた、というストーリーが今回のお話と少し関連がある。ひたすら冗長な「愛に時間を」と違ってこちらは傑作なので本当にお勧め。手元に文庫版のカバー無ししかなかったので、書影は適当に拾ってきた。


 今後もネット配信されるようなら、長門がどんな本を読んでいるのかちょこちょこ紹介したいと思います。