今回長門さんが読んでいた本

 最初のクリスマスの準備をするシーンは筒井康隆の虚航船団。手元に文庫版しかないので書影をあげられませんが、長門さんが読んでいたのはハードカバー版。私も中学の時にハードカバーで読みました。これから世界が狂気と虚構によって改変されていく、という長門さんからの最後のメッセージでしょうか。
 改変後に、文芸部部室で読んでいたのは村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」。粗筋や登場人物はWikipediaで確認して貰うとして、なんとも意味深な本を読んでるじゃあありませんか。こちらもハードカバー。さすが長門さん、ハードカバー派なのは健在のようです。机に積んであったのは早川書房の「世界SF全集」。長門さんの読書の趣味は改変後もあまり変わっていないようで何より。あとは、本棚はSFやミステリ、ホラーなどで埋め尽くされていましたね。ハイペリオンシリーズが「エンディミオンの覚醒」だけ無かったのが少し気になるところ。愛に時間をにクトゥルーを読んでる女子高生、、、微妙だ(笑)。村上春樹宮部みゆきといったベストセラー作家の作品もちらほらあって、趣味は変わってなくても少し一般よりの(笑)読書をするようになっているようです。
 ラストシーンで読んでいた文庫だけちょっと特定できませんでした。もう一回くらいは観てくるつもりなので、その時にでも。