今日観た映画

時をかける少女(2010年版)」6/10点
 DVDで鑑賞。
 細田守時かけがヒットしたので、声を担当した仲里依紗で1本撮ってしまおうという便乗企画。
 と、思いきや、内容まではそこまで腐っていなかった。結構面白かった。いや、少なくともゼブラーマン2とハチワンダイバーですっかり仲里依紗ファンになってしまっていた私にとってはかなり完成度の高いアイドル映画だった。去年のうちに見ていたら年間ベストに入れていたかもしれない。
 SFオタクとしては、「74年にはすでにハヤカワ文庫SFが創刊していて、SFマニアという設定の大学生の部屋に青背が無いのはおかしい*1」「そもそも74年のSFマガジンが焼けすぎている。私の本棚の74年SFマガジンよりも状態が悪いぞ」といった突っ込みどころはあるにしろ、小道具大道具ともにかなりしっかりしていた。
 なんと言っても、仲里依紗の魅力がすさまじく、2時間退屈することなく楽しむことが出来た。
 それにしても、全ての後発作がリスペクトして止まない大林宣彦恐るべし。
 
 
追記
 本作監督の谷口正晃はあの傑作「パッチギ」の助監督を務めていたのか。時かけのワンエピソードという重圧にも無事耐えきったし、今後に期待の若手監督かもしれない。

*1:銀背はある。そこがさらにちょっと残念。