コノシロの海鮮丼


 コノシロはコハダの成魚です。コハダと比べて骨が太く処理が面倒くさいので市場ではほとんど値がつきません。たくさん取れた日などは捨てることさえままあります。ただ、味はコハダと同等なので、きちんと処理することで美味しく食べることが出来ます。
 今日の晩酌はコノシロの海鮮丼。ご飯は酢飯にしてちらし寿司風味にしてあります。コノシロは確かに小骨があって面倒くさいですが、本当に美味しい魚です。お店や市場で見かけたら是非お試しを。以下、3〜4人分のレシピです。
コノシロの甘酢〆

コノシロ 2匹
塩(〆る時に使う) 適量
酢 100cc
砂糖 大さじ4杯
塩 少々
出し汁(味の素でも可) 適量

 まず、コノシロを三枚におろして腹骨を取ります。腹骨は細くてかたいので、しっかりと取ります。身が多少細くなりますがもったいがらずにバサッと行きましょう。
 コノシロを塩で締めます。シメサバと同じ要領で、30分から1時間ほど。
 塩でしめた後に甘酢で1時間から2時間ほど締めます。これは小骨を柔らかくするためなので、少々長めに酢に漬けておきます。甘酢は、私は上記の配合で作っています。お好みで塩・砂糖の量を変えてみるのも良いでしょう。酢で締めたら皮を手で剥いてできあがりです。

酢飯

ご飯 3合
酢 大さじ四杯
砂糖 大さじ四杯
塩 少々
出し汁(味の素でも可) 適量

 ご飯は水を少々少なめにして、固めに炊きます。私の場合は、文化鍋でガスコンロを使って炊いています。文化鍋は炊飯器と違って、火加減でご飯の堅さを微調整できるので重宝します。
 ご飯を炊いて充分に蒸らしたら、炊きたてのうちに予め合わせておいた寿司酢を振りかけて大急ぎでかき混ぜます。この時に団扇か扇風機で風を当てて休息に冷ますことで、酢飯につやが出ます。充分に混ざったら完成です。