作務衣、半着が苦手です

 5年ほど前からでしょうか、作務衣で出歩く人をよく観るようになりました。
 作務衣というのは元々はお坊さんの作業着なので、和服の一種なのですが、個人的にはどうも苦手です。
 実は、作務衣にかかわらず、腰までしか無い和服、所謂「半着」が苦手。女性向けにも、上下に分かれた2部式の着物などが出回っていますが、どうにも違和感があります。なんか、作業着で外出するのって、変じゃないですか?
 苦手、というのは自分でも着るときもそうで、一応何枚か持っているのですが、真夏の時期ですら下半身がスースーして気持ち悪い。やはり、長着に袴がどんなに暑くてもしっくり来る。
 長着の利点としては、袴を脱いでも着流しとして機能する、というあたりでしょうか?
 外出先から帰って、袴を脱いで酒を一杯、そんなときに不意な来客、というときにもそのままの恰好で玄関先に出られます。これは、半着ではそうはいかない。

 作務衣なんか和服じゃ無い、とは思わないけれど、作務衣で街中まで外出するのには違和感が否定できない、そんな感じです。