足袋が仕立て上がりました

 以前、七尾市一本杉通りの老舗呉服店凜屋にて注文した柄足袋が仕立て上がりました。前も書きましたが、凜屋は30歳の若夫婦が切り盛りする呉服屋で、染め直しや仕立て直し、洗い張りなど呉服にまつわる悉くを受け持つ悉皆業も行っています。友禅染のオリジナル柄から今回のように安価なちょっとした小物まで、どこまでも手の届く呉服屋です。30歳の若夫婦が和服を常用しているのも好印象。城端のきよべ呉服店もそうですが、男の店主が和服を着ている、というのは実に安心感があります。
 ちなみにこのご主人、金沢大学で私の一期上回生(98年入学)だそうです。29歳の私と、30歳のこのご主人で、なんとか七尾の男性和装を盛り上げていきたいものですね。


 以前から、絶望先生などで登場キャラクターが柄足袋を履いているのを読んでは、いいなあ、と思っていたのですが、遂に誂えてしまいました。
 これがまた、気持ちいいくらいにぴったり(当たり前ですが)。
 足が人並み外れて扁平で幅広いため、どうしても既製品の繻子足袋だとキツくて、仕方なく伸縮性のある足袋ソックスをはいていたのですが、誂え品のこれは実にしっくり来ます。柄は青の矢絣と、紺の格子模様。いやあ、これは実にナイスなアイテムですよ。
 凜屋で、仕立代4,000円+布代で仕立てられます。今回は500円のミニ風呂敷で仕立てたので、一足4,500円でした。ある程度面積があれば、手ぬぐいや反物の端布などでも作れるそうなので、興味がある方は是非凜屋さんに相談してみてください。
http://www.kd-rinya.com/
 あ、そう言えば、漁師生活でかなり痩せたせいで、去年ヤフオクで買ったは良いけど身幅が足りなくて着れなかった紬が着れるようになりました。