夏の定番アイテム

 七月初め、梅雨も終わりにさしかかり、強い紫外線が容赦なく降り注ぐこの季節。日傘を咲かせて歩きたいところですが、日傘は本来女性の持ち物。和洋折衷で帽子もモダンでいいのですが、夏の日差しを完全に防いではなかなかくれない。
 ということで、私はふだん七月から八月にかけて、被り笠を使用しています。
 

 直径約50センチほど。肩がすっぽり隠れます。小雨や冬場は雪の日にも重宝しますし、傘差し運転にもならないので、紐であごにきっちり固定すれば自転車でも使えます。
 この笠ですが、白山のふもと、鶴来というところで2,500円程度で買えます。職人による完全手作りで材料は杉や檜を薄く削った物を用いています。よく土産物屋で見かける中国製の竹編み笠と比べて、非常に軽く水気にも強いです。特に日傘として日差しの下で使うことで、日に日に色合いが渋くなっていきます。写真の笠は丸一年使っていますが、まだまだ白っぽいですね。これを買ったお店には10年以上使っている笠がかかっていましたが、茶色がかった何とも言えない渋みが醸し出されていました。
 男で日傘なんて、と思っている方がいましたら、この被り笠、非常にお勧めです。