焼酎をすする侘びしさ

 貧乏奨学生なら分かっていただけると思うのですが、育英会奨学金は振り込み日が11日なために、その直前は極貧にあえぎます。
 というわけで、日々焼酎をすする日々です。江戸時代には、民衆は焼酎を貧乏人の飲むものと蔑み、貧乏人の妻女は人目を忍んで焼酎を買いに行ったそうです。
 うーん、今ならその気持ちが分かる・・。甲類焼酎の大五郎なんか飲んだ日には、「ここまで落ちたか・・・」と泣きたくなります。日々日本酒しか飲まない私にとって、焼酎は貧乏の象徴。例えば純米酒は三千円近い、普通酒(旧二級酒)でも千五百円から二千円近くするでしょう。二千円あれば、それなりの本格焼酎が買えます。そして、アルコール度数を考えると、焼酎の方が圧倒的に安く酔っぱらえます。
 今晩飲んでいるのはかろうじて乙類焼酎、分かり易く言えば本格焼酎ですが、普段飲んでいる日本酒と比べると格段に味わいが劣る。はあ、酒が飲みたい・・・。