風呂敷をつかおう

 六月から、お隣の富山県に引き続き石川県でもレジ袋の有料化が始まりました。
 はっきり言って、天下の愚作。富山県でまず始まった時は、石川県は富山県よりは頭が良いらしい、と安心していたのに・・・。炭酸ガスによる温暖化がまず科学的に怪しいのに、さらにレジ袋だけ削減しても全く環境の役に立たないのは火を見るよりも明らか。本当に日々の買い物レベルの行動で炭酸ガスを削減したかったら、自家用車での買い物禁止、トレイ・ラップによる包装も禁止、肉に環境税を課税、くらいしなきゃ意味ないでしょ。もし、この全く無意味な法令によってレジ袋メーカーが倒産して、何人か自殺、なんてことになったらどうするつもりなんでしょうか。まあ、環境のためなら死ねる人はこの国にはだいぶ多いですからねえ。
 というわけで、全国的にエコバッグ *1を持つ人が激増しているようですが、私はレジ袋有料化以前から風呂敷を利用しています。城端のきよべ呉服店で千数百円ほどの商品です。ちなみに、酒屋などでのちょっとした買い物には、ウール着物を解いて作った袋を使っています。ちょうど一升瓶が二本入る優れものです。
 この風呂敷ですが、非常に便利です。写真を見てください。近所のスーパーでだいたい五千円ほど買い物した時の写真です。レジ袋であれば大きい袋で二袋分ほどの量だと思います。
 

 多分、もっともっと包むことが出来ると思います。畳むと実にコンパクトになるので、懐や鞄にそっと忍ばせておいて、さっと使うことが出来ます。さらに、食事の時の膝掛けなどにも応用可能です。
 エコライフを楽しんでいる人も、私のように懐疑的立場から嫌気が差している人にも「用の美」として非常にお勧めです。

*1:この言い方もどうにかならないものか