秋田の凄いお酒

18きっぷのシーズンになると、日本各地を酒蔵見学を兼ねて旅行します。
それ以外にも、学会などで遠出したときは必ず日本酒を買い込んできます。まあ、日本酒マニアというやつです。あと、日本酒の利き酒にはかなり自信があります。一度飲んだ美味しいお酒は、わりと暫く味を忘れません。私の、唯一の特技だと思っています。
そんな私ですが、二ヶ月ほど前、北東北に行ってきました。その時、酒所秋田を中心に居酒屋や酒蔵を巡って二十銘柄以上飲み、六本程度日本酒を買い付けてきたんですが、その中でも一番、といっても差し支えのないお酒を今日紹介します。
今日これをとうとう空けてしまいました。
  佐藤酒造 出羽の富士 大吟醸 天之美禄
実はこれ、旅行に行く前は全くのノーチェックでした。学会から帰る途中、未乗路線に乗るためだけに由利高原鉄道を終点の矢島駅まで乗ったのです。その時、帰りの電車まで2時間程度時間があり、その時駅の近くに偶然見つけたのが佐藤酒造だったのです。
酒蔵でこれを一口飲んでビックリしました。突き抜けるようなフルーティな香りと、喉を通るときに感じる確かな旨み。
お聞きしたところ、三年以上熟成させているようです。
それで、値段はなんと2,800円(四合瓶)です。大吟醸の古酒でこの値段。いやあ、驚きました。普段は本醸造や純米ばかり飲んでいて、実は吟醸酒は余り飲まないのですが、これは一発で惚れ込んで買って帰りました。
また、機会があればもう一度蔵に足を運びたいと考えています。