「実写版 桜蘭高校ホスト部」

50点
 金沢コロナワールドで鑑賞。
 えーっ、と・・・。個人的な好みを言わせていただくと、この手の「コスプレコント劇映画」って嫌いじゃ無くてむしろ好きなジャンル。(じゃなくちゃマンガアニメライトノベル原作実写映画マニアなんてやってられない)
 そして、今作はわりと個人的なその好みのツボにストンと落ちてくるような映画だった。
 まず、主演・藤岡ハルヒ訳の川口春奈が素晴らしい。なんかねえ、原作の藤岡ハルヒの再現度がもの凄く高いんですよ。17歳という年齢もあって、きちんと女子高生に見える(当たり前だ)。しかも、声が若い頃の坂本真綾に少し似ている(気がする)。ということで、完全にアニメや漫画の世界から抜け出てきたような実写版藤岡ハルヒを観るだけでも、個人的には1,000円の価値があった。
 他の登場人物はまあ、とても高校生には見えないのですが、そもそもそんなリアリティをこの映画には求めていないので無問題。
 そして、ゲストヒロインの篠田麻里子。最初の15分は、「26歳の篠田麻里子に女子高生役はちょっと・・・。御無理が過ぎるんじゃあないでしょうか?」と思っていたんだけど、わりとすぐに馴れました。むしろ、大きい目にひょろ長い手足、というそのアニメ体型が実に映画に馴染んでいる!
 映画としては、バトルの予選を長々と見せる意味が不明、とか、ラストの展開がいくらなんでも・・、とか、不満点は山のようにあるのだけれども、だけれども、川口春奈篠田麻里子のアイドル映画としては5億点!
 オススメは絶対にしないけど、値段分の価値は絶対にある、そんな映画でした。