今日観た映画
「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued」6/10点
レンタルDVDで鑑賞。2011年1月公開作品。
某所で「早くも2011年最高のドキュメンタリー映画決定」なる批評を見つけ、思わず借りて観てしまった。
私はアイドルにもアイドルの楽曲にも全く興味が薄くて、テレビを見る習慣も雑誌を読む習慣もほとんど無く、さらには唯一のAKB48知識がマガジンで連載中の「AKB49」という、この映画の視聴者層として最も想定されていない人間の一人。
そんな私でも、この映画を観ることでAKB48におけるエンターテイメントの本質がどこにあるのか朧気に理解することができた。その点、優秀なドキュメンタリーということなのだろう。
AKB48の新しい、というか突き抜けてしまっているところは、その中身や裏側まですらも商品にしてしまった、というところなんだろう。つまり、AKB48そのものが壮絶な芸能界立志伝であり、AKB48のファンになるということはその物語の登場人物になることができる、ということなのだろう。
この映画が、どこまでがドキュメンタリーでどこからが作為なのかは分からないが*1、彼女達が日々どのように考え、どのようにステージに立っているのかが岩井俊二らしい画面と色使いで語られていく。
彼女達以上に、彼女達の研ぎ澄まされた日常が美しい映画だと思いました。できれば10年後にもう一度見てみたい。
*1:というか、分からないくらいよく出来ていた、といってしまってもいいだろう