今日観た映画

「ザ ライト エクソシストの真実」3/10点
 ユナイテッドシネマで鑑賞。
 バチカンに実在するエクソシスト養成講座に参加した新米神父と悪魔払いを巡る物語。
 これは私が無神論者で、数年前まで科学の徒だったからかもしれませんが、はっきり言って全くピンと来ませんでした。とりあえず、精神疾患を患ったら宗教者よりも精神科医に相談した方が良い、と言うのだけは分かった。
 まあ、何せ酷いんですよ。悪霊に取り憑かれた患者を、鎖と腕輪で拘束した上で、お祈りと恫喝を続けるだけ。そのうえで、「今回も駄目だったか」とか言っちゃうし。そんなんで治るわけ無いだろうに・・・、とスクリーンの前でどん引きですよ。
 最後はミイラ取りがミイラに、的な展開で、何を伝えたい映画なのか最後までさっぱり分かりませんでした。

洋菓子店コアンドル」5/10点

 イオンシネマ金沢で鑑賞。深川栄洋監督最新作。
 元カレを追って鹿児島から上京してきたなつめは、いろいろあって洋菓子店コアンドルで住み込みで働くことになる。そこで頭角を現していくなつめは、伝説のパティシエと呼ばれる十村と出会う。
 うーん、惜しい映画だなあ。
 出てくるスイーツはとことん美味しそうだし、調理のシーンもかなり工夫して、緊張感を持って描かれる。主役の蒼井優は、イモっぽい田舎娘を演じさせれば本当に一級品だし、面白い映画になるだけの可能性は秘めていたように思う。
 しかし、そのスイーツへのこだわりに反して、脚本が余りにも拙い。なつめのお菓子作りのシーンが不十分なうえ、上京してどれくらい経ったのか、などの季節感が全く伝わってこないために突然上達したように見えてしまう。あとは、伏線も何も無くご都合主義的な展開がポンポン進むために、物語に置き去りにされたような感覚に陥り、全く感情移入できなかった。
 スイーツと蒼井優を眺めているだけでそれなりに楽しかったので、眠くはならなかった。そこだけは評価して+1点。