今日観た映画

「映画プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花」8/10点
 シネマサンシャインかほくで鑑賞。本当はイオンかほくではなるべく映画を観たくないのですが、スケジュールの関係でやむを得ず。
 お祭り映画。特に今回はオールターズDXシリーズがとりあえず最後、ということでお祭り感が倍増。
 とにかく、ストーリーとか設定の整合性とかどうでも良くて、ただひたすらに21人のプリキュアが入り乱れて可愛く格好良く動き回るだけの映画でした。だけど、それで良いんです。
 しかしまあ、あれだ。やっぱり自分はスプラッシュスターが一番好きなんだなあ、と再確認。もしかしたら、スプラッシュスターの新作映像が観られるのはこれが最後になる可能性もあるのだなあ、と考えるだけでしんみりとしてしまった。一応自分の中では、一番好きなのはスプラッシュスター、一番出来が良いと思っているのはハートキャッチ、強い思い入れがあるのはフレッシュ、という感じでしょうか。
 プリキュアシリーズのファン以外には絶対にオススメしませんが、プリキュアファンは絶対に観ておいた方が良いでしょう。

漫才ギャング」4/10点
 シネマサンシャインかほくで鑑賞。
 前作の「ドロップ」がかなりアレな作品だったわけだけど、今作もかなりアレなゴミ映画でございました。今のところマクロスF後編と並んで年間ワースト候補。
 なんというか、全てが中途半端な映画だった。例をいくつか挙げると

  • チンピラ軍団のキャラが全く立っていないせいで、物語の都合のためだけの暴力装置にしか見えない。飛夫が抱えるトラブルの原因である借金取り二人は非常にキャラが立っているせいもあって、コンビの対称性が崩れて映画のバランスも非常に居心地の悪い物になっている。
  • アクションシーンがスローやストップなどを多用していて非常に陳腐。過剰なまでの暴力描写かと思いきや、肝心の攻撃が当たる瞬間はカメラを切り替えて“逃げて”いる。あの程度のアクションシーンしか用意できないのなら、そもそもチンピラとの抗争はカットして、M-1の賞金で借金を返す話にしてしまっても良かったのでは。
  • 主人公が龍平と出会うことで社会性を再獲得してお笑い芸人として一皮剥ける、というお話なんだけど、漫才描写が少なかったり不十分だったりするせいでそのへんのテーマが不明瞭。
  • 中盤、暴力を捨てることで龍平の成長を描いたはずなのに終盤殴り込みに行っちゃうのは良いの?
  • 結局二人の成長が、描こうとはしているけど下手くそすぎて伝わってこない、というレベルなので元相方の復帰からブレイク、ラストの展開がご都合主義にしか感じない。

 他にも色々言いたいことはあるけど、まあこのへんで。品川監督は別に職業監督というわけでも映画人というわけでもないのだから、前作含めこの程度の引き出ししかないのならわざわざ映画を作ることはないんじゃないかな。台詞の遣り取りがとことん漫才調だったり、演出面のアイデアとしては良い点もいくつかあったんだけど全体としての出来は褒められたものではなかった。映画としてはゴミだけど、その漫才部分は面白かったので+1点。