今日観た映画
「ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団」7/10点
ユナイテッドシネマで鑑賞。1986年作品のリメイク。
うん、悪くない。キャスト変更後の映画ドラえもんの中ではかなり面白い方だと思う。
全編丁寧に原作をなぞっていて、原作ファンとしても満足。新キャラのピッポの処理も巧いし、ロボット作画はマクロス以上。前半の「目からビーム誤射→ビルが崩れる→がれきに埋まる無人の街」の辺りは、作画マニアとしても大満足。
沢城みゆきもハマってるし*1映画として本作にケチを付ける人は少ないと思う。
だけど、いろいろと詰め込みすぎたせいで、表面を一生懸命になぞっているだけの映画にも見えてしまったのも事実。特にピッポに尺を割きすぎたせいか、リルルの存在感が若干希薄。ラストシーンはもっと間を持たせて欲しかった。ちょっとあっさり消えすぎ。
あとは、話がごちゃごちゃしているせいで、「鏡あわせの世界→人間を映す鏡としてのロボット」、「人間を奴隷としか見ていないメカトピアの人々→人間の友達であるドラえもん」、といったテーマの対比がちょっとわかりにくくなっている気がする。
面白いかどうか、と聞かれれば間違いなく面白いしオススメなんだけど、原作ファンで旧作ファンの私としてはちょっと不満点もあって、モヤモヤした感じ。
もう一回くらいは観たいかなあ。