今月は月吉ヒロキが久々の登場。あと三輪書店の事。

LO ( エルオー ) 2010年 03月号 [雑誌]

　エロマンガ雑誌らしからぬ表紙でお馴染みのロリコンマンガ専門誌COMIC LOだが、今月は久しぶりに買いにくい表紙だった。ちなみに私はロリコンマンガファンだがロリコンではない。この辺が、非オタク者に対して非常に理解しづらい事かもしれないが、そういう人は往々にして存在するのだ。
　今月はなんと言っても久しぶりに月吉ヒロキの新作が掲載！相変わらず素晴らしい！「痕」の連載が始まって以来エロマンガの執筆ペースが落ちていて、いつ単行本に纏まるか分からないので、ファンだったらこのマンガのためだけでも買っておく事をお勧めしたい。
　
　話は変わるが、私は毎月結構な量のエロマンガを一本杉通りの三輪書店で買っている。最初は和服で現れてCOMICLOとLOコミックスの新刊を買っていく私を不思議そうな目で見ていた主人だが、最近は気軽に言葉を交わすまでになった。この80過ぎのおじいさんだが、めっぽう面白いおじいさんである。どう面白いかは、実際に三輪書店に行って確かめてもらいたい。
　そして、なんでも森見登美彦氏の「恋文の技術」に登場する「みのわ書店」およびその店主はこの三輪書店がモデルとの事。「恋文の技術」は七尾の研究施設に飛ばされた京都大学の院生が主人公の小説なのだが、主人公が度々通っている書店が「みのわ書店」で、その店主というのが非常に良い味を出している。なんでも、森見氏が実際に七尾に滞在したときに三輪書店に通っていたとのこと。
　三輪書店は本当に昭和から抜け落ちてきたような面白スポットであり、七尾でおそらく一番エロマンガの品揃えが充実した本屋なので、皆さんオススメですよ。