足袋を注文しました

 めっきり和服について触れていなかったので、ちょっと書きたいと思います。漁師になっても和服を止めたわけではなくて、今でも365日和装派です。
 和装を始めると、以外と気になるのが足下です。私の場合、普段は素足または足袋ソックスに下駄を履いています。足袋ソックスは安かろう悪かろうの品で、化繊の十足2000円。下駄の鼻緒が滑るし、汗で蒸れて正直履きやすい物ではありません。といっても、これには理由があって、私は異様に足の横幅が広くて、伸縮性のない既製の繻子足袋などではきつくて返って色々と不具合があるのです。こういう時、既製品の選択肢が少ない和服は少し不便ですね。
 というわけで、呉服屋で普段履き用の柄足袋を仕立てる事にしました。
 今回お仕立てをお願いしたのは七尾は一本杉通りにある「凜屋」。創業明治40年の老舗で、30歳の四代目が奥さんと共に切り盛りしています。なんと、このご主人普段から365日和服だそうです。しかも、金沢大学卒だそうで、今年29歳の私とほぼ同時期に同じキャンパスで学んでいた事になります。なんとういご縁でしょうか。
 今日はご主人はパールトーンのグレーに縞の細袴という粋な出で立ちだったのですが、何ともお洒落な柄足袋を履いていたので尋ねたところ、小さな風呂敷や手ぬぐいを使って仕立てる事が出来るとの事。しかも、店内には男物から女物まで様々な柄の風呂敷が・・・。
 というわけで、私も二足ほど注文してしまいました。一足4,500円(このうち布代500円)です。26センチで横幅ゆったり気味でのオーダー。柄は利休鼠に四角刺し子の物と、青い矢絣の物。素材は共に木綿です。今から仕立て上がるのが楽しみです。

凜屋

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