まず富山へ

 今日、城端曳山祭りの宵祭りに行ってきました。例年は二日目の本祭りに行っているので、久しぶりの宵祭りです。宵祭りの方はかなり厳かな感じで、本祭りとはかなり雰囲気が違います。
 まず城端に行く前に、富山市に行って富山県立近代美術館へ行きました。富山駅まではJR、富山駅から美術館までは路面電車で向かいました。路面電車はやっぱりいいですねえ。


 富山県立近代美術館では「色彩は踊る 巨匠たちのパレットと作品―梅原龍三郎からピカソまで―」
という企画展をやっています。画家のパレットと作品を並べて展示する、という意欲的な展示です。一般800円、学生なら650円です。しかも、この値段で企画展のみならず常設展示も見ることが出来ます。
 企画展ですが、本当に素晴らしかった。パレット一つとっても、画家の個性が滲み出るんだなあ、としみじみ思いました。個人的には辻永の絵が素晴らしかった。
 あとはこの近代美術館ですが、非常に素晴らしい美術館だと思います。金沢市にも21世紀美術館という世界に誇る素晴らしい美術館があるんですが、勝るとも劣らない素晴らしい美術館だと思います。二回の常設展示「20世紀美術の流れ」は、20世紀の美術史をコンパクトにまとめていて、非常に見応えのある展示でした。企画展を含め、美術館全体を650円で堪能できるのは非常にお得。
 
 続いて、富山市立科学博物館に行きました。近代美術館と同じ敷地内にある博物館です。

 ここでのお目当ては最近リニューアルされたプラネタリウム。なんと、500円で常設展示とプラネタリウムの両方を堪能することが出来ます。
 と、かなり意気込んでいったのですが、プラネタリウムは割と普通のプラネタリウムでした。いや、素晴らしいプラネタリウムなんですが、想像通り、といったところでしょうか。それよりも、常設展示が素晴らしい。一階の恐竜の模型、二階の科学おもちゃや海の生き物などの展示。一つ一つが、大人である私の目から見ても目新しかった。館内は親子連れであふれ、非常に賑わっていました。友の会に入会すると、2,000円で常設展示とプラネタリウムが見放題。ちょっと入会しようかしら。
 比較的富山市の街中に位置しており、非常に見応えのある美術館と博物館、お勧めです。