日坂水柯、ふたつ

めがねのひと (ジェッツコミックス)

めがねのひと (ジェッツコミックス)

レンズのむこう (ジェッツコミックス)

レンズのむこう (ジェッツコミックス)

「数学ガール」のコミカライズに感心したので、短編集を買ってみた。どこにも売ってなくて、駅西のビーン*1まで行ってしまったよ。
作者のブログを見たら、この人金沢市在住なのね。なら、是が非でも応援せねばなるまい。

一言で表すならこっぱずかしいマンガでした。眼鏡をかけたカップルは、キスやセックスをするときにどのタイミングで眼鏡を外すのか?というマンガです。
いや、マンガでもドラマでも、オミットされがちですよね。たいていかけたままか、場面転換でいつの間にか外していたりすることが多い気がする。でも、実生活では結構重要な問題だと思います。「いや、おれは絶対にかけたままする!」という人以外は。
西川魯介先生あたりだったら「乙女にとって眼鏡は顔面の拘束具。それを外したということは、おれに心と体を全てあずけてくれたも同じ!」とか書くんでしょうが、さすがにこのマンガはそんなことはありません。恋人たちのプライベートを、これでもかとこっぱずかしく丁寧に書いてくれちゃいます。個人的には眼鏡の同性愛カップルの話が面白かった。
数学ガール」が初めてのまとまった連載みたいなので、これからもチェックしてみよう。

*1:金沢市にある北陸最大の本屋。市街地から遠いのが玉に瑕