今更ですが、去年のベストランキング

今更ですが、去年観た約120本の映画の中からベストランキングを。
ノミネート条件は、2011年12月21日〜2012年12月20日に石川県で上映された新作映画。

2012年 総合ベスト10
1位「桐島、部活やめるってよ
2位「隣る人」
3位「ポエトリー アグネスの詩」
4位「ヤングアダルト
5位「サイタマノラッパー3」
6位「トガニ」
7位「宇宙人ポール
8位「虹色ほたる
9位「サウダーヂ」
10位「DOCUMENTARY of AKB48 少女たちは傷付きながら夢を見る」

2012年海外映画ベスト10(アニメ除く)
後ろの括弧内は制作国
1位「ポエトリー アグネスの詩」(韓)
2位「ヤングアダルト」(米)
3位「トガニ」(韓)
4位「宇宙人ポール」(米・英)
5位「エクスペンダブルズ2」(米)
6位「ザ・レイド」(インドネシア
7位「アベンジャーズ」(米)
8位「サニー 永遠の仲間たち」(韓)
9位「ル・アーヴルの靴みがき」(フィンランド・ドイツ・フランス)
10位「ムカデ人間2」(オランダ)

‎2012年邦画ベスト10(アニメ除く)
1位「桐島、部活やめるってよ
2位「隣る人」
3位「サイタマノラッパー3」
4位「サウダーヂ」
5位「DOCUMENTARY of AKB48 少女たちは傷付きながら夢を見る」
6位「わが母の記
7位「アフロ田中
8位「苦役列車
9位「電人ザボーガー
10位「先生を流産させる会」

2012年アニメ映画ベスト5
1位「虹色ほたる
2位「ヱヴァンゲリオン 新劇場版O」
3位「おおかみこどもの雨と雪
4位「マルドゥックスクランブル 排気」
5位「魔法少女まどかマギカ 後編」

2012年 ワースト10
1位「ホタルノヒカリ
2位「Another」
3位「リトル・マエストラ」
4位「今日、恋をはじめます
5位「僕等がいた
6位「幸せの教室
7位「ALWAYS 三丁目の夕日 '64」
8位「ライアーゲーム 再生」
9位「莫逆家族
10位「幸せのパン」

金曜日にユナイテッドシネマ金沢で鑑賞。

45点


残念映画。
滝田洋二郎監督がさも巨匠であるかのように宣伝が打たれているけれど、そもそも日本映画の主流を歩いてきた人ではない(名監督ではあると思うけどね)わけで、そもそも企画側の監督チョイスに疑問。

とりあえず、時間が長いわりに全体的に説明がヘタクソ。まず、「改暦」がどのくらいの影響を世間に与えるのか、という社会状況が全く説明されない。そして、「暦を作るのにどういった測量と計算が必要なのか」という科学的状況も説明されない。せめて何のために何を測量して、何を計算しているのか、くらいは分かり易いように画で説明するべきだったと思うんだけど、全くされないんですよ。
だから、作中で何が行われていて、それがどのような行為なのか理解できないままに2時間半が過ぎていく苦痛。

お話だけでなくて、画面も軽すぎる。
江戸初期のお話なのに画面が明るすぎませんかね。特に、北極検地に至っては夜の天体観測のお話なんだから、もっと江戸時代の夜の闇を再現しても良かったと思う。
ヒロインである、えん(宮崎あおい)が綺麗過ぎるのも駄目。男性陣は、それなりに薄汚れているのに、宮崎あおいだけはもの凄く綺麗な着物を着てるんですよ。塾を開いて糊口を凌いでいるような武家の娘がそんなにいつもいつも綺麗な着物を着ていられるわけがないんですよね。それと、作中では20年の時間が流れているのに、宮崎あおいが全く老けないんですよ。いや、老けないどころか全く外見が変わらないんですよね。もう、バカにしてんのか、コラ。

あとは、原作から改変されている部分とそのままの部分とが混在している。中盤、妻であるえんに、「わたしより先に死なないで欲しい」みたいなことを言うんだけど、原作だと算哲は最初の妻と死別しているんですよ。それを受けてのセリフなんだけど、映画では唐突に出てくるんで、全くもって意味の無い台詞になってしまっている。

全編この調子なんで、もう少し真面目に作って欲しかった。
オススメはしません。

桐島、部活やめるってよ

先月公開初日にイオンシネマ金沢で鑑賞。

98点(心情的には1億万点)

今年は既に映画館で90本、DVDで30本以上新作映画を観ましたが、ぶっちぎりで暫定ベスト1位。生涯の中でもベスト級の大傑作です。
既に2回映画館で観て、DVDも絶対買うけど、もうあんまり積極的には観返さないかも。感情移入しすぎて、二回とも体調を崩してしまったので(映画を観た後に気持ち悪くなって、一度目は吐いてしまった)。

感想は後日書くつもり。
石川県では駅前のイオンシネマのみでの公開。しかも近日上映終了なんで、まだ観てない人は絶対に観た方が良いよ。

ひみつのアッコちゃん

ワーナーマイカル金沢で鑑賞。
50点。

おっぱいを見せない「おっぱいバレー」、名状しがたい奇作「僕の彼女はサイボーグ」、トラウマ級のゴミ映画「ホタルノヒタリ」と、主演映画がこれでもかとコケ続けている綾瀬はるか主演最新作。
というわけで、かなり身構えて観に行ったわけですが、覚悟していたよりは遙かにまともな映画でした。

鈍重な演出にご都合主義なストーリーなど、良くない邦画にありがちな難点はいくつも抱えつつも、ほどほど教育的なテーマにきちんと着地していて、観終わった後に清々しく前向きな気持ちになれます。

傑作では決して無いし、映画館で観る価値があるかも微妙ですが、低予算の中で一生懸命作っている感じは伝わってくるので、レンタルDVDが出たら観てみるのも良いかもしれません。

8月に観た映画のまとめ

8月に映画館で観た映画・・・11本

98点・・・「桐島、部活やめるってよ
91点・・・「アベンジャーズ
90点・・・「ムカデ人間2」
85点・・・「先生を流産させる会」
85点・・・「劇場版仮面ライダーフォーゼ」
82点・・・「私が、生きる肌」
81点・・・「あなたへ」
80点・・・「ダークナイトライジング」
65点・・・「劇場版 ゴーバスターズ」
55点・・・「るろうに剣心
2点 ・・・「Another」

7月に観た映画のまとめ

映画館で観た映画・・・9本

95点・・・「おおかみこどもの雨と雪
88点・・・「ミッドナイト・イン・パリ
85点・・・「ル・アーブルの靴磨き」
82点・・・「ブライズ・メイズ」
80点・・・「苦役列車
75点・・・「グスコーブドリの伝記
70点・・・「ヘルタースケルター
68点・・・「魔法少女リリカルなのは A's」
65点・・・「Blood-C
65点・・・「図書館戦争 革命のつばさ