今月前半に観た映画

今月は日曜日に仕事があることが多くて、あまり消化できていません。

「1911」4/10点
 イオンシネマ金沢で鑑賞。
 うーん、なんとも。
 映画館で観る映画、というよりもNHKのドラマスペシャルっぽいと言うか、なんとも映画的感動の薄い映画でした。学校の体育館や公民館で観るべき歴史映画。

「緑子」7/10点

 シネモンドで鑑賞。面白かった。
 監督自らほぼ一人で前編の原画を描く、という途方も無い時間と労力の費やされた逸品。
 「物を食べる」という行為に関する、アニメーションの原初的な感動と芸術性が詰まった佳作。ストーリーはさておき、「マンテーニュの星」のリズムが頭から離れない。

「エッセンシャルキリング」7/10点

シネモンドで鑑賞。
 一人の男の逃走劇を、台詞をほとんど交えずに緊張感溢れるカメラワークで描く。
 これまた面白かった。傑作だと思う。感想はアトで過詳しく書きたい。

マネーボール」7/10点

 ブラッド・ピット主演作。
 シネマサンシャインかほくで鑑賞。面白かった。
 実在の人物・球団を描くというドキュメンタリーを採用しつつも、本質は分かり易い「負け犬達のワンスアゲン映画」。選手として芽が出なかったGMが、自分と同じように芽が出ない選手を集めてリーグ制覇を目指す。
 出塁率OPS、などなど最近では日本でも当たり前になってきた数字を駆使してチーム作りをしていくんだけど、映画の本質は「負け犬映画」なので、その数字が何を表していてどうしてアスレチックスが強いのか、ということはあまり語られない。その点は少し不満点。