64bitOSに正式対応して欲しい・・・

 このブログでは何度も書いていますが、私は孤独にして誇り高い親指シフターです。パソコンのヘビーユーザーの間では、開発元の富士通にすら見放された過去の規格とされていますが、実はそんなことはない現在進行形の規格です。
 とくに最近は親指シフトの開発に携わった技術畑出身の新社長が就任するなど、親指シフターにとって明るいニュースもありました*1
 そして、先日遂に新型親指シフトキーボードの発売発表がありました。
http://www.saccess.co.jp/oasys/fkb7628.html
 キーの構造は最近評価の高いパンタグラフ式で、キー配列は現行親指シフターの最大公約数をすくい取ったという感じ。ただ、みんなのベターに過ぎないので、ヘビーユーザーほどどこかに不満点が残っているかも。個人的な不満としては、最上段のファンクションキーは無くして、親指キーと変換・無変換キーは独立して欲しかった。矢印もFnキーとの連動にして廃止、代わりに実行キーが欲しかったかなあ。私はOASYSユーザーでは無くて、ATOK+Open Officeユーザーなので実行キーはエンターキーとしてしか使用していないんだけど、長文を打った後に小指で実行キーをチョップする気持ちよさは、他のキーボードでは味わえない快感だと思っている。
 あと、最大の不満点は、いつもいつもいつも思っていることだけど、このキーボードを利用するのにjapanist(富士通が出しているIMEソフト)が必要な点。今のご時世親指シフトを使おうなんてのはよっぽどのヘビーユーザーで、そういうヘビーユーザーほどIMEには強い拘りを持っていると思う。現在、富士通製のUSB親指シフトキーボードを使うにはjapanistが必須である。他のIMEを使うには、フリーのエミュレーターソフトを使うことになるのだけれど、当然動作は富士通のサポート外だ。しかも、そのjapanistも64bitOS非対応。個人ならまだしも、法人で使用する場合、この時点で親指シフトキーボードは対象外になってしまうだろう。
 できれば、1日でも早く富士通純正の64bitOS対応ドライバが出ることを望みます。新キーボードですが、とりあえず一台買ってみようかなあ、と思っています。