七尾は金沢よりも物価が安い!七尾のよく行く飲み屋紹介。

 七尾市は人口六万程度。合併を繰り返しての六万人なので、まあド田舎と言っても差し支えのない地方都市です。県都金沢ですら、首都圏から来た人は「田舎だなあ」と感じると思うのですが、その金沢と比べてももの凄い田舎です。
 ですが、観光地でもあるため、飲食店の数はかなり充実しています。金沢は人口一人当たりの飲食店の数が東京に次いで多い(そして外食にお金を使う)、というような話を耳にした事がありますが、そんな金沢にも負けないくらい個性的な飲食店が駅前や温泉街を中心に軒を連ねています。
 金沢では香林坊から片町にかけてよく飲み歩いたものですが、当然ここ七尾市でもしょっちゅう飲みに出かけます。七尾に来て四ヶ月、よく行く店が数軒出来たのでちょっと紹介。
 七尾市の特徴としては、古いタイプの飲み屋が多いですね。おそらくマスメディアで紹介される事があれば、「昔ながらの」という枕詞が使われるような飲み屋です。個性的な店主が一人で経営していて、常連の笑い声で満ちているような、そしてどこかアバウトでぶっきらぼうなそういう飲み屋が多いです。というか、そういう店しかありません。あとはスナックとかですが、その手の店にはまだ行っていません。

焼き鳥 竹松

 駅からちょっと離れたところにある焼き鳥屋です。金沢では主に魚料理を出す店に行く事が多かったのですが、漁師になってからは専ら焼き鳥屋、おでん屋がメインになりました。
 この店は七尾でも最も古い飲み屋の1つ。80歳を越える店主の竹松さんは、かれこれ六十年以上七尾で焼き鳥屋をしているそうです。
 この店の特徴は値段の安さ!焼き鳥一本60円、日本酒一杯400円です。その日本酒も、七尾に来てからよく飲むようになった神力です。焼き鳥を10本、日本酒を二杯で1400円、というのがいつものコースです。七尾に来て思ったのですが、飲み屋に限らず物価が金沢よりもかなり安いです。
 竹松では「タレ」と「塩」を選べるのですが、個人的には「タレ」がオススメです。
あと、竹松さんは毎年蓬莱(神棚などに飾る飾りで、縁起の良い言葉が書いてある)を二万枚書いて無料で配っている名物おじいちゃんでもあります。私も「大漁」と書いた蓬莱を貰う予定です。


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おでん 小なみ

 ここは是非とも金沢の知り合いを連れて行きたい飲み屋ですね。この店に初めて入ったのは、深夜もの凄く酔っぱらっている時で、「KONAMIかよ?ガハハ」と店名を見て気まぐれで入りました。
 もの凄くパワフルなおばちゃんが一人でやっている店で、おでんが美味しいです。おいてある日本酒は「竹葉」。
 やっぱり安くて、おでん一品100円程度、日本酒一杯400円です。ここでも、いつも日本酒二・三杯、おでんもそこそこ注文するのですが、2000円にいかないくらいです。


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マルガリータ

 七尾で見つけた中では、現在唯一のまともなカクテルが飲めるバーです(笑)。
 居酒屋以外ではスナックばかりの七尾市にあって、数少ない静かに飲める店でもあります。スコッチもそこそこおいてあって、洋酒が飲みたい時などに行きます。

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