いやー、名画はいつ見ても名画ですねえ

「フィッツカラルド」 西ドイツ・157分・1982

 言わずと知れた、旧西ドイツの生んだ名画。
 今回は21世紀美術館では「爆音上映」といって、ライブハウス並みの爆音で映画を流すという試みをしている。というわけで、そう言った意味でも期待の一本。というか、今回観た映画の中では唯一と言っていいくらい「普通の映画」だったなあ。
 主人公のフィッツカラルドは、南米の僻地にオペラ座を作るという夢に取り憑かれ、ゴム林で一発あてようと船を手に入れる。そして、なんとその船(小型タンカーくらい有る運搬船)を、人力で山越えさせる事によって未開の地を開拓しようとするのだが・・・。
 いやー、普通にスゲー面白かったよ。昔の映画はCGがないぶん、エキストラとかセットとか、分かり易いところに分かり易く予算が投入されていて非常に気分が良い。また、冒頭のオペラのシーンやダイナマイトで山を吹き飛ばすシーンなど、爆音上映の良さが随所に現れていたと思う。