春風亭小朝独演会に行ってきた

 石川県立音楽堂邦楽ホールで行われた、春風亭小朝独演会に行ってきました。生で落語を鑑賞するのは本当に久しぶり。去年の暮れに東京の寄席に行って以来か。
 いやー、それにしても面白かった。前座は林家木久扇門下の林家ひろ木さん。その後に小朝師匠の講談「平家物語 扇の的」。以前テレビか何かで聴いたことがあったのだが、腹を抱えて笑った。中入りの後、林家ひろ木さんの津軽三味線があって、再び小朝師匠が登場。後半の演目は円朝落語「怪談 牡丹灯籠」で、これが絶品。粗筋から落ちまで知ってる話だし、他の噺家のCDでさんざん聞いたことがある話だけど、背筋がゾーッとするくらい怖かった。観客席全体が話に入り込んでいて、小朝師匠が「からん、ころん・・」と言う度に会場の温度が下がっていくようだった。
 今日は本当に満足した。来月末には柳家さん喬師匠の落語会が同じく石川県立音楽堂で予定されているので、都合が合うようなら行ってみたい。