「セクサロイドの暴走?そんなもん所轄の仕事だろうが」

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0903/16/news081.html
 身長158センチ・体重43キロ(バッテリー含む)──日本人青年女性の平均的体系とリアルな頭部を備える人間型ロボットを産業技術総合研究所が開発した。関節位置なども実際の女性の平均値を参考にしており、人間に極めて近い動作を実現したという。エンターテインメント分野の応用などを期待し、3月下旬に行われるファッションショーに出演を予定している。

 先日のサイエンス・イマジネーションでも紹介されていた産総研のロボットですが、新型が発表されました。
 SF大会の会場でも言っていたのですが、予告通り女性型ロボットです。というか、本気で造っていたのか。個人的には攻殻機動隊的なやつを期待していたのですが、まあ無難なデザインですね。
 動画も配信されましたが、うーん、凄い。『不気味の谷*1』まであと一歩、といったところでしょうか。まだそこまでは人間をトレースしていない。上半身の関節数が増えればもっと人間の動きをトレースしやすくなるんでしょうか。
 きっと現場の研究者にとってはその不気味の谷の向こう側を目指していることでしょう。いやー、それにしても未来だ。

*1:人形やロボットなどが、ある一定のラインを越えてリアルになると途端に感じる違和感、不気味さのこと。精巧な日本人形やマネキンに感じる“あの”感じのこと。今後のロボット工学が越えなければならない壁とされている。