NHKラジオをみんなも聴こうぜ

http://www3.nhk.or.jp/netradio/

 意外と知られていないようですが、NHKラジオのネット配信「らじる☆らじる」が9月1日よりスタートしました。
 民放ラジオはすでに「radiko」というサービスがスタートしていたのですが、CM管轄の関係で放送該当地域のみでのサービスでした。つまり、関東一都六県および一部の中部地方以外ではこのradikoを利用することが出来ません。
 その点、らじる☆らじるはさすが公共放送、日本中どこからでも利用することが出来ます*1
 いやー、それにしてもこれは助かります。周波数を合わせる必要が無いし、何よりも音質が良い。何かにつけて批判が集まることの多いNHKですが、腰が重い代わりにやるときはとことんまでやってくれる。
 私は高校生の頃から、基本的に家にいるときはNHKラジオを付けっぱなしという生活を13年間送っていました。しかし、2年前から移り住んだ七尾の社員寮が、七尾と伏木、どちらの中継局からも遠くしかも山を挟んでいてNHK第1でギリギリ、NHK-FMの電波は受信困難なほどに弱くて難儀していたのです。
 というわけで、今月からはNHKリスナーに復帰しました。仕事が終わったらNHK第1の「ふるさとラジオ」に「つながるラジオ」、国会期間中は国会中継、相撲があれば相撲を、夕方からはFMにスイッチして、今は「にっぽんのうた、世界のうた」、6時からは「秋の夜長の長い歌」。いつも1時頃起きるので、出勤直前まで「ラジオ深夜便」を聴きます。
 私がなぜここまでNHKラジオを偏愛しているかというと、アンカー*2の日本語が非常に美しいから。私は「言葉は変遷していく物」と思っているので、基本的に言葉を「正しいor間違っている」というふうに捉えるのはナンセンスだと考えています。しかし、やはり「美しい日本語」「不細工な日本語」というのはあると思っています。その点、「ふるさとラジオ」「つながるラジオ」の柿沼アンカー、深夜便の各曜日を担当しているアンカーの皆さんの日本語は耳に染みる非常に美しい日本語に感じます。

 というわけで、今月から日本中どこからでもネット環境さえあればクリアな音で楽しめるようになったNHKラジオ、みなさんも是非。個人的なオススメ番組は「つながるラジオ」「歌の散歩道」「とことん○○」「地球ラジオ」「渋谷アニメランド」「ラジオ深夜便」。
 特に現在「とことん○○」は「とことん秋の夜長の長い歌」と題して、普段は中々流せない6分超のポップスのみをフルコーラスで流す、というもの凄い取り組みです。

追記
 クリアな音、という点で最も恩恵を被っているのは実は音楽番組では無くNHK第2(教育)の語学番組だと思う。

*1:海外からは不可

*2:Anchor。アメリカ英語でニュースキャスターのこと。NHKラジオでは、アナウンサーが娯楽番組のパーソナリティーやDJを兼ねるときはこの名称を使います。