1日だけの後輩

 昨日、正社員での採用が濃厚だったはずの研修生が来たのですが、1日で逃げるように帰ってしまいました。
 私と同じように農林水産業就業フェアを通して来た人で30代後半、独身。バブル崩壊の海に飲まれ契約社員派遣社員を転々として正社員経験無し。今年製造業派遣で派遣切りにあい現在無職、という私以上に「後がない」人だったんですが・・・。
 今日は悪天候もあって午前中網を揚げただけで解散、という1日だったにもかかわらず、「もうイヤです」と言い残し帰ってしまいました。うーん、ロープの初歩など結構教えてあげたのに無駄になってしまった。
 しかし、年齢的に正社員になれる最後のチャンスだっただろうに・・・。

私の大好きな季節がやってきた

 今日の北陸は寒冷前線が通過した影響もあって、12月並みの寒さ。七尾は市街地で最低気温1.5℃。ここ鵜浦では下手をするとそれを下回ったんじゃないかと思うくらいの寒さ。
 というわけで、今年初めて火鉢を使いました。私は火鉢と炭火炬燵以外の、電気を必要とする暖房器具をもっていません。実家は栃木県で、冬場は内陸性気候でマイナス三度〜五度になることがざらな地域ですが、私が幼い頃、我が家の居間には豆炭炬燵しか暖房器具がありませんでした(後に電気式の掘りごたつになりました)。冷たい手袋や靴下をこたつで乾かしたり、あまりの寒さにこたつに潜り込んで酸欠になったりした思い出があります。ちなみに、我が家では私が高校生まで竈で薪を使って料理をしていました。
 ということで、今でも私は電気製品をあまり信用していません。火鉢と炭火炬燵を愛用し、鍋でご飯を炊いています。鍋も純アルミ製でIHコンロでは使用できません。
 そして、そんな私は非電化製品*1が大活躍する冬が大好きである。早速火鉢で鉄瓶の湯を沸かし、トックリを突っ込んで燗した日本酒をちろりちろりとなめる日々だ。来週から再び秋の陽気に戻ってしまうのが惜しい限りである。

*1:これって変な言い方だよね。本来あったモノが『電化』されたはずなのに、元からあったモノを異端視するような表現だ